あらすじ

世界を裏から支配すると噂される悪の組織《黒曜会》。 資金源不明、倫理観は妙に健全、作戦はなぜか必ず失敗する―― そんな組織で、私は「調整係」として働いている。 夜討ちはしない。 予告状は必ず出す。 正義の名乗りが終わるまで攻撃しない。 勝てるはずの手は、なぜか使われない。 それでも世界は納得し、物語は続いていく。 理由はない。説明もない。 だが、この世界には「そういう役割」が必要なのだ。 正義が現れ、悪が壊滅し、音楽が鳴る。 そのすべてが“正しい場面”になるよう、私は今日も席に座る。 設定上、私は死なない。 なぜなら――そういうことになっているからだ。

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小説を読もう2026/01/04
  • 現在の作品無重力遊泳 『理由のない席 〜世界に「そういうものだ」と納得するまで〜』