あらすじ

主人公・灰谷は、目を覚すと見知らぬ異世界にスーツ姿で倒れていた。村長から「この世界は魔王に支配されていないが、平和を取り戻すために異世界から人がやってくる」と聞き、冒険に出ることになる。
しかし、この世界の戦闘や生活は常識とは全く違った。武器や防具、回復道具として手に入るのは「書類」だけで、魔物と戦っても書類では全く効かず、戦闘中に死んでも教会で目を覚ますループが続く。
村民たちは剣や鎧を普通に扱い、生活しているが、灰谷たちスーツ姿の異世界人にはそれが不可能。さらに、武器を手に入れようとしても現実と同じくお金やローンが必要で、簡単には手に入らない。
灰谷は仲間とともに村を抜け出そうと試みるが、剣は重くて持ち上げられず、あらゆる努力が徒労に終わる。この理不尽な世界では、書類しか渡されない異世界人だけが苦しみ続ける。
半年が過ぎても状況は変わらず、雪の降る冬の中、灰谷は書類を握りしめ、村民たちの平和な日常を眺めながら、自分たちだけが異世界仕様になれていないことを痛感する――。

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/04
  • 現在の作品異世界物語(武器は書類)