あらすじ

竜族の里で育った、ただ一人の人間の少年アルバ。彼は「人間である」という理由だけで家族にも、仲間にも、完全には受け入れられずにいた。  それでも、彼が望んだことはただ一つ──“家族だ”と認められること。  ある夜、白い少女の夢に導かれた彼の身に“聖痕”が刻まれる。  それは、太陽神の預言により帝国が〈救世主〉と定める証──彼にとっては、家族と認められる最後のチャンスであり、同時に故郷を旅立たなければいけない運命を意味していた。 族長「我々と人間の橋渡しをしてくれるな?」 護衛の竜「何も知らないのに。帝国と竜の間に何があったのか、何も」 母「あなたは私たちとは違う」 幼馴染「──あなたが孤独なのは、あなたが人を信じられないからよ!」  周囲の期待と疑念、そして見えない陰謀が渦巻く中、白い少女だけがささやく。 「かわいい、かわいい、かわいそうなあなたに──わたし以外の魔法はいらない」     ……言う通りにすれば。  角も翼も魔法もなくたって──僕は、家族だって……  居場所を求めて家を出た少年は、流されるままに冒険へ旅立つ。  その先で、〈女帝殺し〉として世界に名を刻むことになるとも知らずに。  ──懐かしい我が家を出て、流されるままに冒険しよう。その先で、人殺しになったとしても。

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カクヨム
カクヨム2024/05/31
  • 現在の作品アンダートゥ