あらすじ

俺は町から町へ売り歩く行商人で名前をペリエと言う。
まだ16歳だが、旅の途中で死んじまったお爺の後を継いで、商売をしているんだよ。
俺は孤児だったけど、お爺に拾われて行商人に成った。
お爺は優しくそして商売には厳しかった。
誠実でない商売はいつか滅ぶと教えてくれた。
そんな教えだから決して裕福な商売人にはなれなかったね。

今日も今日とて町から町へ仕入れては売り歩く毎日だ。

だから定住者では無く放浪記の様な生活を送っている。

そうそう放浪記で思い出した。
最近少しずつ思い出すんだが、見た事の無い港町とか、明らかにこの世界のとは異質の町並みを寝るたびに夢で見る。
その放浪記も何か夢で見たよ。
オノミチとか言う町らしい。
まあ何処か分かんないんだけどな。
そしてこの前変なお姉ちゃんが夢の中に出て来て、『そなたに授けた天恵をどうして使わぬ』とか変な事を言いやがった。
なんなんだよ、あの姉ちゃん。

この国の首都はオリベで、大体国の真ん中に有る。
左の海までは馬車で5日程で、東の海も5日掛かる。
そして北の海は横綱・・・じゃ無くて、むっ6日掛かる。
南には巨大な山脈が有り、陸路は両端の海岸線にしか無い。
山脈越えは魔物と天下の険と言えるもので、人には無理だ。

その南には4日で着くオサリバって終着地の町が有る。
西の終着はデムロって町で、北はルメルそして東はモレイと言う、3つの港町だ。
そしてこれらは首都で有る王都オリベから、丁度十字を描いた位置に存在し、その為に有る主街道がクロスロードと言われる。
残念だが俺はこの国から出たことが無い。
俺の規模の行商人には国外の通行許可証が出ないからね。
もう少し規模も大きくて、護衛が雇える商会でないと、許可は下りないんだよ。
なので俺は魔物も出ない安全な街道を通る、しがない行商人なのさ。

あ〜でもさ、あの姉ちゃんは最近とみに出て来てさあ、天恵が天恵がと煩いんだ。
本当になんなんだよあの姉ちゃんはさあ。

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/04
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