あらすじ
謎ラブコメ
◾️【小悪魔のふるいにかけられて】熊参男
〜罪深い魔性の輝き「君、整形してるよね?」〜
「二重にはしてないね。縫い目が見当たらない」
顎に触れる彼の指は、驚くほど静かで、正確だった。
耳元から喉元へ、逃げ道を塞ぐように、けれど乱暴さは一切ない。
痛みも、隠してきた努力も、
彼の指先に触れられるたび、少しずつほどけていく。
普段なら、絶対に許さない距離。
それでも――この人になら、預けてしまってもいいと思った。
世話を焼かれる安心感。
それは、恋に落ちるより、ずっと危険だった。
私の弱さを、彼だけが正確に知っていた。
触れられて、守られていると錯覚した。