あらすじ

三百年以上を生きる魔女カレナは、星の病巣「蟠り」を解く使命を背負っている。二百年前、師である魔女が人々を救うために蟠りを解き、その代償として魔女狩りで命を落とした。次は自分の番だと知りながら、カレナは死への恐怖に怯えていた。 ある日、蟠りを追った港街の裏路地で、ギャングに囲まれた奇妙な服装の少年と出会う。極東の国から使節団の護衛として来たマサチカは、実の兄に異国で置き去りにされたのだった。言葉も通じず帰る場所もない彼を、カレナは成り行きで自宅に連れ帰る。 当初は数ヶ月の期限付きの同居のはずだった。カレナは蟠りを解きに行けば死ぬと覚悟し、自分の死後、マサチカにこの家を譲るつもりでいた。しかし共に暮らすうち、二百年ぶりに誰かと過ごす温かな日々に、カレナの心は次第にほどけていく。 三ヶ月後、カレナは覚悟を決めて蟠り解きに向かう。死を覚悟した彼女は――。 新星ファンタジーコンテスト「育てた愛」応募作品。     サークル「幻想インクリングズ」のアンソロジー「魔法が使えない魔女」で書いた短編をもとにしています。

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エブリスタ
エブリスタ2026/01/03
  • 現在の作品終焉の魔女と極東の兵(つわもの)