あらすじ
王太子との婚約を破棄され、
「聖女を虐げた悪役令嬢」として断罪された公爵令嬢アーデルハイト。
――けれど彼女は、泣かず、怒らず、復讐もしない。
ただ一つ、静かに問いかけただけだった。
「悪役令嬢とは、何をした人間のことですか?」
契約を守り、記録を残し、制度に従っただけ。
それでも感情と雰囲気で動く王宮と神殿は、その“正しさ”を許さなかった。
だが問いを投げただけで、
王太子の正義は言葉を失い、
聖女の免罪符は崩れ、
世界の方が次々と自滅していく。
本人は最後まで無自覚。
ざまぁを狙ったわけでも、報復したわけでもない。
――これは、
「世界が間違っている」ことを証明してしまった
悪役令嬢の、静かな逆ざまぁ物語。