あらすじ
《あらすじ》
丘の上にある診療所は「星喰らい」の治療しかしない、万年赤字の診療所だ。それがここ一月で急に診療所に患者が殺到するようになった。院長のガーヴェは星喰らいについて調査するが、どうにもきな臭い事情がありそうだ。彼はひょんなことから仲良くなった患者と共に、奇病の原因を探ることにした。
《用語解説》
・星喰らい(星喰らい症候群)
文字通り星を食べた事による体調の悪化。咽頭部の火傷や腹部の圧迫感、全身が淡く光るなどが代表的な症状。他にも症例は多岐に渡り、星への耐性の違いやそれを喰らった状況で発症したりしなかったりする。
・夜の国
空がずっと暗い星空に覆われた国。王の住むお屋敷から大量の星が生成され、一定の時間だけ仮想の昼間が提供されている。民の多くは貧しく、作物も大きく育たない。
・星造り
夜の国のお屋敷に住まい、星を作っては空に飛ばす役職を請け負った者のこと。登用試験は容易に通るものではないので、人々からの憧れの対象となっている。基本的に気位が高く人を小馬鹿にする傾向があるが、中には良心的な星造りもいる。
・夜の国の通貨
基本の通貨「ラニー」と補助通貨「ジャン」が出回っている。いずれもお屋敷で管理されているが、庶民はジャン通貨の方が馴染み深い。1ラニーと10ジャンは同等。
《この小説について》
同時並行で展開している、須田釉子「海の意匠」から枝分かれした作品になります。もともと同じ軸の話でしたが、そこから魔法要素を抜き出して独自の展開をさせたのが本作品です。抜け殻となった「海の意匠」よりは短く早めに完結すると思いますので、応援していただけると幸いです。
《更新について》
リアルの世界における満月の日、及び新月の日の22:00に更新です。ひとまずのスケジュールは近況ノートにてお知らせしております。