あらすじ
ブラック企業で死んだ俺は、なぜか“鉛筆”に転生した。
削られるたびに悲鳴を上げ、消しゴム先輩に成果を消され、
赤鉛筆さんにダメ出しされる、地獄の文房具業界。
そんな俺を拾ったのは、勉強が苦手すぎる落ちこぼれ少年だった。
漢字は逆、計算は迷子、文章題は読んでる途中で寝る。
親にも先生にも「無理だ」と言われ、完全に自信を失っていた。
「お前、まだ伸びるだろ。俺が見ててやる」
声は届かないはずなのに、少年はなぜか俺の“止め”を感じ取る。
そこから始まった、奇妙な受験戦争。
消しゴム先輩の再登場、赤鉛筆さんの熱血指導、
そして最後はシャーペン後輩へのバトンタッチ。
短くなる俺と、伸びていく少年。
これは、転生鉛筆が落ちこぼれ少年をトップ校に合格させるまでの、
ちょっと笑えて、ちょっと泣ける物語。