あらすじ

自分が幽閉されたのだと、ルドヴィカにもわかっていた。 王都から馬車で十日も揺られてきた、ここは北の王領である。 側妃になることを拒んだ。 それで離縁されても構わなかった。むしろ、そうしてくれたらよかったのに。 屋敷は元は某伯爵家の山荘で、血縁者が途絶えた最後の女伯爵が終の棲家にしていたという。 かつて、女伯爵が最後の日々を過ごした山間の山荘で、今は王太子に捨てられた妃が女主という名の囚われ人となったのである。 背後を覆う雪山と麓の要塞に阻まれた、凍てつく雪と氷に閉ざされた世界。 夫である王太子マクシミリアンは、ルドヴィカに逃げ場のない絶望を抱かせると知って、ここに封じ込めることを決めたのだろう。 ❇こちらの作品は、他サイトへ別名義にて先行公開致しております。

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カクヨム2026/01/03
  • 現在の作品【受賞作】幽閉妃ルドヴィカ