あらすじ
「ユリウス殿下。今日、卒業パーティーで私を断罪するおつもりですね?」
公爵令嬢セレンは、婚約者である王太子ユリウスに冷ややかな笑みで告げた。
最近、ユリウスは男爵令嬢ジェマに入れ込み、セレンには冷淡だった。周囲は「婚約破棄は確実」と噂し、ジェマは「セレン様にいじめられた」と被害者ぶって涙を流す。
だが、セレンは全てお見通しだった。これはユリウスが仕組んだ茶番だと。
「黙って廃嫡される気はありません。私と共犯になりませんか?」
セレンが提示したのは、ジェマの嘘を完璧に暴き、ユリウスの敵対勢力ごと葬り去る完全犯罪のような反撃計画。
冷徹な王太子が仮面を外す時、待っているのは地獄か、それとも逃げ場のない重すぎる溺愛か。