あらすじ
共和国末期。
名門の子として育ったクレインと、付き人として迎えられたトールは、
互いを補い合う“片割れ”として成長していく。
やがて政治の中心に近づく二人は、
共和国の行く末を巡る権力闘争に巻き込まれ、
同じ理想のため、同じ道を歩み始める。
しかし時代は加速し、
成功は二人を同じ場所へは導かなかった。
帝国を完成させた英雄と、
海を越え異国で王となった影。
望んだものを手にしたはずの二人は、
それぞれ、最も大切なものを失っていた。
これは、
二人でなければ届いたはずの未来を描く、
片翼の歴史譚。