あらすじ
光の神に守られた王国ルクシア。
そこでは、治療は奇跡であり、神の許可を得た者だけの特権だった。
悪属性を持つ治癒師エルシア・ノクスは、
「神意を否定する存在」として教会から追放される。
しかし彼女の治療は、
神に拒まれた者たちを、確かに生かしていた。
祈らない。選別しない。命に順位をつけない。
その在り方は、国家と宗教の秩序を静かに壊していく。
救うたびに、人であることを失っていく代償を払いながら、
彼女は今日も問い続ける。
命を救うのに、許可は必要なのか。
これは、
神に反逆した“悪”が、
最後まで人であろうとする物語