あらすじ

剣と魔術の時代から重商時代に移行しつつあるこの国の近年の急激な発展と潤いの要因は、たった一人の若き宮廷調香師が生み出す香水が莫大な国益をもたらしていることだった! そしてその陰には、独自の感性と技術を持つ、若き女性製瓶師の作り出す香水瓶の意匠力があった。 皇室の寵愛を受けて皇宮でやりたい放題、何千もの植物、さらには人の性格まで嗅ぎ分ける、麗しの美丈夫にして性格最悪の天才特級調香師。 エリート揃いの帝国美術学院の卒業生で硝子製品の歴史を変えるデザインを生み出す、美に愚直で時には暴力的な女性製瓶師。 犬猿の仲ながら国家歳入の一端を担っている男女二人が、皇宮の腐敗の謎に挑み、帝国の歴史を変えていく!そんな妖艶な世界の中華風ファンタジー。 ■主要登場人物 紹介 ●訓 薫鳳 (くん くんぽう) 宮廷調香師。二十八歳。 四千以上の植物を嗅ぎ分け組み合わせる天才的な知識を持ち、 作り出す香水がこの国の輸出品として莫大な国益を生んでいる。 皇太后の絶大な贔屓で特級匠官として皇宮内に住まい、やりたい放題。 長い銀髪に麗しき顔立ちの美丈夫だが、性格は最低最悪、 美女の香りに目がなく、常に美女をそばに侍らす。 ●紅 玻璃(こう はり) 香水瓶をデザインする製瓶師。二十一歳。 帝国美術大学の建築学科を十七歳で卒業した異才の芸術家で、 訓薫鳳の香水づくりの相棒である 祖父・玻丈(はじょう)のガラス製造工房にて意匠設計を手掛け、 生み出した芸術的な香水瓶は国内外の上流階級が群がるほどの人気。 美を損ない女性を軽視する人間を心から嫌う。特に薫鳳とか。

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カクヨム
カクヨム2026/01/03
  • 現在の作品香水瓶は皇宮に躍る 〜天才の調香師と才媛の製瓶師〜