あらすじ

「歴史とは、勝者が書き記すものだ。ならば我々は、敗者として民を守ろう」  ある日、人類軍が国境を越えた。  彼らは虐殺を「聖戦」と呼び、侵略を「先制防衛」と言い換えた。対話は通じない。彼らにとって魔族とは、言葉を持たぬ害虫と同じだからだ。  迎え撃つのは、魔王軍司令部。  指揮を執るのは、かつて人間だった参謀長ルクシオン。  彼は知っていた。敵が送り込んでくる「勇者」が、思考を奪われた哀れな少年兵であることを。  彼は理解していた。この戦争に勝ったとしても、人類のプロパガンダによって、自分たちが永遠に「悪役」として歴史に刻まれることを。  これは、派手な勝利の物語ではない。  地下深き司令部で、冷徹な数字と決断をもって、理不尽な「正義」から民を逃がし続ける防衛戦記。  世界中が敵に回っても、守るべきものがここにある。 ※本作は小説家になろうにも投稿しています。

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カクヨム
カクヨム2026/01/03
  • 現在の作品こちら魔王軍司令部。人類の「侵略」を撃退しましたが、歴史書には「人類の勝利」と記述されました。【完結済】