あらすじ
この世界では、レベルを上げるほど寿命が削られる。
英雄は若くして強くなり、そして短命に死んでいく。
そんな世界で、主人公アルトは
なぜかレベルが1のまま上がらない「欠陥品」だった。
成長できない無能としてパーティを追放され、
英雄たちが燃え尽きていく現実を見送る側に回ったアルト。
しかし、彼は気づいてしまう。
――寿命を削らない存在こそが、
この世界で唯一「時間を使って戦える」のだと。
英雄を使い潰す戦争、
計画的に消費される命、
「誰かが死んでくれる」ことで成り立つ平和。
アルトは、英雄にならない。
だが、英雄が燃え尽きる前に、
生き残る選択肢を示すため、戦場に立つ。
これは、
英雄の物語ではない。
生き残った者が、世界の予定を狂わせ続ける物語。