あらすじ
主要人物
神和住 灯里(かみわずみ あかり)
【役割:主人公 / 焔ノ社の守り人】
亡国・焔ノ社の正当なる継承者。師・嘉門次から託された「聖なる火」を鉄皿で運び続けた。
変遷: 第一部では過酷な運命に翻弄される少女だったが、第二部で右腕に**「火印(ひじるし)」**を宿し、火を自在に操る力を得る。
結末: 第二部最終話にて、暴走する「天の火」を自らの体に封じ込め、人としての形を超えた「焔の結晶」へと昇華した。
輝(あきら)
【役割:灯里の幼馴染 / 護衛の女剣士】
灯里を姉のように、時に親友として守り続ける熱血漢の少女。
特徴: 灯里から分け与えられた「種火」を刀に宿して戦う。
役割: 視力を失いゆく灯里の「目」となり、最後まで彼女を支え抜いた。現在は灯里の遺志を継ぎ、新たな地で民を導いている。
東雲(しののめ)
【役割:謎の薬師 / 智将】
冷徹だが知識豊富な薬師。かつて自らの過ちで故郷を焼き尽くした過去を持つ。
特徴: 火の性質に精通しており、灯里の「火の腐食」を診断し、助言を与えた。
役割: 観察者として一行に加わったが、灯里の無私の精神に触れ、彼女を守ることが自らの贖罪であると悟る。
卦火(けび)
【役割:焔ノ社の生き残り / 斥候】
身軽で機転の利く少年。一行のムードメーカーであり、情報収集や偵察を担う。
役割: 絶望的な状況下でも明るさを失わず、灯里たちの精神的な支えとなった。
嘉門次(かもんじ)
【役割:灯里の師 / 元・焔ノ社守り人】
第一部序盤で、灯里に火を託し、追手の手から彼女を逃がすために命を落とした。
精神的支柱: 彼の「火は閉じ込めるほどに死んでいく」という教えが、灯里が「火を分かつ」決断をする指針となった。
朔雷(さくらい)
【役割:隣国の軍師 / 術師】
水鏡の民を率い、禁忌の風の術を操る冷酷な男。
目的: 火を支配し、自らの秩序による世界統一を目論む。灯里の力を獲物として執拗に狙い、砂漠の巨獣を目覚めさせるなどの凶行を重ねた。
紫苑(しおん)
【役割:焔ノ社の裏切り者 / 第二部の宿敵】
かつて灯里と共に修行した祭殿守り。国を裏切りバラム王の軍師となった。
信念: 火は道具に過ぎないと断じ、神話の再現(天の火の起動)を画策するが、最後は灯里の命の火の前に敗れ去った。