あらすじ

鍛冶町育ちのユイは、巡礼路の途中で一本の古い剣を拾ってしまう。 ところがその剣――《讃光》は“呪いの剣”だった。 ……ただし、悪さはしない。 代わりに、やたらと褒めてくる。 「素晴らしい! その気遣い、尊い!」 頭の中に響く拍手と称賛に押され、ユイは断れない性格のまま、人助けと呪具回収の仕事に巻き込まれていく。相棒は規定に厳しい封呪士見習いレオン、窓口の頼れる大人ミレイ、そして“褒め”に傷を持つ優等生リナ。 褒め言葉は、救いにも呪いにもなる。 誰かを前に進ませるための称賛が、いつしか人を縛ってしまうこともあるのだ。 剣を返すために旅を始めたユイは、剣が褒め続ける理由と、かつてそれを鍛えた鍛冶師の願いに辿り着く。 そして最後に選ぶのは――褒められるから動く人生ではなく、“自分の言葉”で歩く人生。 拍手みたいな呪いと、ただいまのような救いの物語。 読み終えたあと、少しだけ胸があたたかくなる?

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/01/03
  • 現在の作品拾った呪いの剣が、やたらと褒めてくる件(悪さはしない)