あらすじ
ブラック企業で過労死した主人公は、
「誰かの役に立ちたい」という最後の願いを胸に、鉛筆へと転生する。
削られ、折られ、短くなっていく痛み。
声も出せず、動くこともできず、ただ使われるためだけに存在する日々。
それでも主人公は、誰かの手の中で役に立てることを願い続ける。
そんなある日、ひとりの少年が主人公を拾い上げる。
雑に扱われることの多い鉛筆の中で、
彼だけは主人公を大切に、大切に使ってくれた。
やがて少年は青年となり、
主人公は彼の“最初の物語”を支えることになる。
短く儚い一生でも、誰かの夢を支えられるなら——。
鉛筆に転生した主人公が見つけた、小さな幸せの物語。