あらすじ
母親の虐待により声を出すことを許されずに失ってしまった青年である魔鏡(まきょう) ナツメは仲間とたむろっている時にネギを持った女性に声を掛けられる。その女性はスーツ姿に金バッヂを付けた女性で名前をジュリナと名乗りナツメを含めた四人の少年少女である、カナメ、レン、リンナへ「魔女の館に来ないか」と誘う。
ナツメの居る繁華街では最近になって“魔女狩り”というもので話題になっていた。魔女狩りとは、一度の罪を犯しただけでSNSにその人物の経歴や過去まで遡り、晒し首にして本当の居場所を失ってしまうことを指す。
ジュリナは言う。
「あたしは魔女だ。魔女を裁くには魔女であるあたしの法の下で裁かれないとならない」
ジュリナの正体は魔女になった、つまり加害者か被告の弁護をする弁護士で会ったのだ。
ナツメは納得がいかずに雄たけびを上げて叫んだ。その叫びは失ったはずのナツメの声をまるで取り戻すかのようであった。
ジュリナは言う。
「君はここで泣いても良い。声を出しても許されるんだ。君の自由は尊重される」
ナツメとジュリナ、そしてほかの三人や魔女の館で出てくる色濃い人物たちがここに現れる。
これは魔女が魔女を救い、そして裁く物語。