あらすじ

小学四年生の夏、約束を破られたことをきっかけに、幼なじみの秀と話さなくなってしまった川本マイカ。 怒っていたわけじゃない。ただ、二人のために用意された葡萄ジュースを飲めなかったことが、少しだけ寂しかった。 三年以上が過ぎ、中学生になった二人は同じ学校に通いながらも別のクラスで、言葉を交わさないままの日々を送っている。 冬の澄んだ空を見上げた授業中、マイカはシャボン玉と、あの夏の記憶を思い出す。 謝りたい気持ちはあるのに、きっかけは見つからない。 そんなある日、学年職員室の前で、思いがけず秀と再会する。 止まっていた時間は、懐かしい遊びと言葉によって、静かに動き出していく——。 これは、言えなかった「ごめんね」と、言わなくても伝わった気持ちの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/02
  • 現在の作品川本マイカが私の名前