あらすじ

小学五年生のとき、給食でアレルギー発作を起こし、私は一度、死にかけた。 それ以来、集団の中にいることが、どうしようもなく怖くなった。 学校には、昔アレルギーで亡くなった子がいるという噂がある。 みんな知っているけれど、誰も話さない話だ。 六年生の運動会。 クラス全員参加の大縄跳びで、私は再び「みんなで」という輪の中に入ることになる。 回る縄。揃えられた足音。 息が苦しくなるたび、あの日の給食の記憶がよみがえる。 輪の中で見えた“影”は、本当にそこにあったのか。 それとも、私の中に生まれたものだったのか。 これは、努力や正しさでは防げなかった出来事についての、静かな怪談。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/02
  • 現在の作品不輪(ふわ)~みんな、一緒に。~