あらすじ

ごく普通の街に、 **“一生に一度だけ終点へ連れていく不思議な電車”**がある。 切符は、ある日突然ポストに届く。 宛名は自分の名前。行き先はただひとつ――《終点》。 終点に着いた人は問われる。 「まだ続けたいものは、何ですか?」 仕事、夢、恋、家族、後悔。 ひとつだけ選べば、あとは静かに手放される。 翌朝には終点へ行った記憶は薄れてしまうけれど―― 選んだものだけが、胸の奥で鮮やかに残る。 高校生の日向湊は、その電車で出会う。 毎日のように終点へ向かう、不思議な少女に。 彼女はいつも違う名前を名乗り、湊に問いかける。 「ねぇ、終点とは?」 物語は、終点へ向かう人々の“選択”を描く 連作オムニバス。 夢を諦めた元バンドマン。 完璧を降ろせない母親。 謝れなかった同級生。 孤独を抱えた老人。 そして――静かに変わっていく湊自身。 終点とは、終わりではない。 “これ以上失いたくないもの”を やっと言葉にできる場所。 優しくて、少し切ない。 読み終えたあと、きっとあなたも考える。 もし、終点へ行くなら―― あなたは、何を選びますか?

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カクヨム
カクヨム2026/01/02
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