あらすじ
大学生・深見楓太は、何不自由のない日常を送りながらも、理由のわからない息苦しさを抱えて生きていた。
そんなある日、自室に現れたゴスロリ姿の少女は、自らを「天使」と名乗り、楓太がやがて“空虚”という怪物に心を喰われて死ぬ運命にあると告げる。
導かれるまま辿り着いた“内なる世界”で、楓太は怪物《空虚》と対峙するが、それは倒すべき敵ではなく、自身が生み出した「絶望」の成れの果てだった。
拒絶することで自分を守ってきた絶望と向き合い、共に生きる選択をしたとき、楓太の日常は静かに姿を変え始める――。
これは、絶望を否定しないことで前に進む、一人の青年の物語。