あらすじ
陸上自衛隊・特殊作戦群に所属する一等陸曹・**蒼真(そうま)**は、極秘の実動訓練中、分隊の仲間とともに突如発生した不可解な現象に巻き込まれ、未知の世界へと転移する。
そこは魔法と剣が存在し、魔物が跋扈する異世界だった。
現代の装備も通信も制限される中、蒼真たちは生き残るため、現実世界で培った戦術・判断力・分隊連携を武器に行動を開始する。
転移直後、蒼真は魔物に襲われていた一人の少女を救う。
彼女の名はエリシア。剣を携える気丈な少女でありながら、その正体はレインフォール王国の王女だった。
王国へ向かう道中、蒼真たちは魔物や魔王軍との戦闘に巻き込まれていく。
銃火器と魔法が交錯する戦場で、現代戦術は「異常な戦力」として恐れられ、同時に王国の希望ともなっていく。
一方、蒼真自身は、これまで任務と命令のためだけに生きてきた自分が、エリシアという「守りたい存在」を得たことで、次第に変わっていくことに戸惑いを覚える。
それは恋か、それとも責任か。
兵士としての合理的判断と、人としての感情の狭間で、蒼真は揺れる。
やがて魔王軍との全面衝突が避けられなくなり、特殊作戦群は異世界での最終作戦を決意する。
勝利の先に待つのは、元の世界への帰還か、それとも――この世界に残るという選択。
銃を手にした最強の兵士は、
初めて「任務ではない選択」を迫られる。
これは、
現代最強の兵士が異世界に降り立ち、
戦いの中で愛を知り、
「生きる意味」を選び取る物語。