あらすじ
西暦2045年。魔法がスマホの「アプリ」として管理される現代。 国立高度魔法技術高校には、残酷なヒエラルキーが存在した。 最新スマホで華やかに魔法を行使するエリート「実演科(プレイヤー)」と、魔力を持たず彼らの端末整備をさせられる落ちこぼれ「管理科(キーパー)」。
魔力測定値ゼロの少年・九重蓮(ここのえ・れん)は、当然のように管理科に入学し、周囲から「廃材(ジャンク)」と蔑まれていた。 彼が愛用するのは、時代遅れの分厚い「ガラケー」一台のみ。
だが、エリートたちは知らない。 彼こそが、世界の魔法システムの基礎を築いた伝説の「デバッガー」であることを。
「その課金アプリ、メモリの無駄遣いだよ。処理落ちしてる」
蓮はあくび交じりに物理キーボードを高速連打し、エリートたちの最強魔法を一瞬で「強制終了(キル)」していく。 これは、重度のブラコンにして学園最強の妹・桜に愛されすぎている天才エンジニアが、技術と知識だけで学園の常識をひっくり返す、痛快サイバー・ファンタジー。