あらすじ
「やっと、触れられた……」
震える手で私を抱きしめたのは、触れるもの全てを破壊すると恐れられる『死神公爵』様でした。
前世の記憶を持つ悪役令嬢リリエルは、魔力が「空っぽ」であることを理由に、真冬の広場で婚約破棄され、雪の中に捨てられた。
凍死を覚悟した彼女の前に現れたのは、国一番の嫌われ者である「死神公爵」クラウス。
彼はその呪われた異能ゆえに、誰にも触れることができず、孤独に生きてきた男だった。
――けれど。
「私の呪いを受けても壊れないのは、世界で君だけだ」
魔力がないリリエルだけが、彼に触れることができる唯一の存在だったのだ。
屋敷に連れ帰られたリリエルを待っていたのは、死神の汚名とは程遠い、過保護で甘々な溺愛生活。
「君の世話を焼かせてくれ」「もっと触れていたい」
最強の公爵様は、リリエルに触れられる喜びで、まるで尻尾を振る大型犬のように甘えてきて……!?
※捨てられた令嬢が、孤独な公爵に拾われ、身も心も温められる癒しの物語。
※元婚約者たちへのざまぁ(社会的抹殺)もあります。
※最後はハッピーエンドです。