あらすじ
〝この世は神々が娯楽として作った箱庭の世界である〟
『初志貫徹』——かつて、リンドウの愛をそう例えた者がいる。
一年前、最愛の婚約者であるキキョウが突然呪われ、常に死と隣り合わせの状態となってしまった。呪いが発動するたびに天の神々へと祈りを捧げることで死を回避しているが、その命は持って一年と宣言される。
父親からは侯爵家の後継者であるが故に婚約者を新たに探せと言われるも、リンドウにとってこの先も共に歩んでいきたいのはキキョウただ一人だ。
「俺たちを見ていて楽しいか? 『娯楽』であってもこっちは必死に生きているんだ……!」
その言葉が合図のように世界が光り出し——宣言される。
≪『神様ゲーム』開催を予定していることを報告しちゃいまーす!≫
『神様ゲーム』。通称、神ゲー。
神々が気まぐれに箱庭の世界から参加者を選出して開催するゲーム。
神々の娯楽であり、命がけのゲームであり、生き残れば願いが叶うゲーム——!
愛する彼女を失いたくないと願うリンドウ。
後継者として責務を果たせと訴えるキキョウ。
ここで一つ、質問だ。
女のために命を賭ける男は馬鹿であるか?
その答えを知りたければ、この物語を読んでくれ。
称賛も苦笑もその後だ。
作者 ヒナタ・二ノ光・ヒ・イズル