あらすじ

真夜中の傍観者。 それは、とあるタウン誌のページの片隅にひっそりと掲載された写真集の名前である。 真夜中に撮影されたその写真に人は映っておらず、どこにでもある夜中の街並みを切り取ったような、そんな写真を集めたものだった。 斬新、非凡、特別。 シンプルに心を動かす要素はなかったが、どこか悲しみや寂しさといった負の感情を心に産み出してしまうような……そんな不思議な作品だった。 しかし、そんな隠れた名作とも言える作品を撮影した人物は”真夜中の傍観者”を最後に表舞台から姿を消してしまう。 どこで何をしているのか。 既にカメラを手放してしまったのか。 それは誰にも分からない。 ――撮影者、白河綾音。 唯一分かっているのは学生時代に天才と呼ばれ、いくつかの賞を獲得していたことと、その名前だけだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/02
  • 現在の作品小京都の傍観者