あらすじ
王女キャロ・リュミエールは、
王太子暗殺未遂という濡れ衣を着せられ、
“生きては帰れない”と噂される極寒監獄へ追放された。
――けれど。
そこに待っていたのは、凍える牢獄ではなく、
暖炉の火、ふかふかのベッド、温かい紅茶とスコーン。
そして、彼女を過剰なほど丁寧にもてなす監獄所長ヴァルトだった。
実はこの監獄、
「寒すぎる場所だからこそ、人を死なせない」ために整えられた
世界でいちばん安全で快適な施設。
追放されたはずの王女は、
面倒な王宮政治も、責任も、権力争いもすべて置き去りにし、
極寒監獄で“ぬくぬくスローライフ”を満喫することに。
……しかし、彼女の存在は次第に王都を揺るがし、
やがて国全体を巻き込む問題へと発展していく。
それでもキャロは言う。
「王都? 寒すぎますわ。戻る気はありませんの」
王女でも、女王でもなく、
“ここに住む人”として生きることを選んだ彼女がたどり着いた結論とは――?
これは、
追放された王女が、世界でいちばんあたたかい場所を守り抜き、
自ら“無期懲役”を選ぶまでの物語。
溺愛あり、皮肉あり、知略あり。
そして何より、最後までずっと――ぬくぬくです。
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