あらすじ
事故で命を落としたオタク女子が転生したのは、生前に愛読していたファンタジー小説の世界。そして彼女が生まれ変わったのは――最推しキャラ・アルフレッド伯爵の幼馴染である、公爵令嬢エルセだった。
「推しが、生きてる……動いてる……尊い……!」
感激に震えるエルセだったが、アルフレッドの視線の先には、いつも別の令嬢・カトレアの姿がある。
「そうか……彼は彼女が好きなんだ。推しの恋を応援するのが、ファンの使命だよね!」
そう決意したエルセは、身を引くために婚約破棄を企てたり、言い寄ってくる第一王子・リュカとの縁談を進めようとする。
しかし――真実はまるで違っていた。
アルフレッドがカトレアを見ていたのは、「エルセへの贈り物」を相談していただけ。彼の本命は、最初から最後まで、エルセただひとり。
エルセが遠ざかろうとすればするほど、アルフレッドの独占欲と執着は加速していく。
「どうして僕から逃げるの、エルセ?」
「……だって、あなたはカトレア様が好きなんでしょう……!(涙)」
すれ違い続ける想い、噛み合わないまま高まっていく切なさ――
勘違いから始まる、拗れ甘いラブストーリー