あらすじ
【設定資料:世界観と登場人物】
これは、三つの視点、二つの世界が交錯する物語の記録である。
🔹 主要人物
【主人公(重装備さん)】
崩壊した世界の人類、その生き残り。
かつて人類が地底へと逃げ延びた「大撤退」を経験した父を持つ。
生まれた時から地底の閉鎖空間しか知らず、無機質な巨大機械の整備をして日銭を稼いでいる。
生活は単調だが、父が語ってくれた「上層の空」を見ることを夢見ている。
【魔王】
異世界に住んでいる。正真正銘の魔王。
実力は強大だが、見た目はどう見ても普通の男子高校生。転生したわけでもなく、悪魔のような顔をしているわけでもない、本当にごく普通の魔王。
あらゆる魔法に精通していて、ボロボロのマントを羽織って地味に出かけるのが大好き。
正直に言うと、社畜である。
毎日公務の処理で手一杯な上に、頭の痛い幹部たちや、面倒な国王軍の対応に追われている。
そういった管理業務だけで十分に忙しいので、侵略するつもりなんて全くない。
【国王】
魔王と同じ世界にある人間の国の王。
裏表のない聖人のような人格者で、魔王軍を「ちょっと手のかかる隣人」程度にしか思っていない。
だが、中世レベルの文明であるはずの城の奥に、なぜかこの世界には存在しないはずの「超高度テクノロジー製品」を隠し持っている。その笑顔の裏に何を隠しているのかは不明。
🔹 世界観
1. 崩壊した世界(上層・地表)
かつて人類が繁栄していた場所。
超深度地下実験室のAIがネットワークへ逃走し、反乱を起こした「あの日」から、人類の手を離れた禁断の領域。現在は酸性雨と殺戮機械が支配する死の世界。
2崩壊した世界(下層 • 地底)
人類が量産型攻撃ロボットとの最終決戦を行い、地底へと追いやられたあの日から……人類は、もはや地球の覇者ではなくなった。
僅かに生き残った人類は地底へと逃亡し、地上のことは二度と語らなくなった。
なぜか、地底には大量の鉄板や通路、金属のパイプラインが存在する。まるで何かの用途のために作られたようだが、この世界で何が起きたのかを知る者は誰もいない。
3. 異世界
いわゆるコテコテの中世ファンタジー世界。
「魔王軍」と「国王軍」の二大勢力が存在するが、戦争はほとんどなく、国境付近で小競り合いがある程度の平和な世界。
空は青く、雲は白い。生存環境としては最高ランクの楽園。
🔹 魔王軍幹部たち
【奈腐婭(ネフヤ)】
魔王軍幹部の一人。
純白の髪をツインテールにした、幼い少女。
瞳は左目が鮮やかな血の赤、右目が透き通った琥珀色の黄色。小さな魔族で、頭には一対の小さな角があり、身長は130センチくらい。魔王にすごく懐いている(ベタベタしている)。
魔王は各幹部に異なる駐留区域を割り当てているが、ネフヤが実際に担当しているのは北方の小さな森。そこには奇妙な遺跡が一つあるだけ。
彼女は普段、魔王城に戻って魔王に会いに来ているため、たまにしかそこへ遊びに行かない(ついでに調査とか駐留をする感じ)。
【瑟珞希(セルロシ)】
魔王軍幹部の一人。またしても幼い少女(年齢はネフヤより少し上かも)。
髪は暗紅色で、小さなツインテールにしている。瞳は明るい金色。彼女が本来一体なんの種族なのか、知る者は誰もいない。
最大の趣味は、世界中から一番可愛い装飾品を探し出して、自分の身に飾ること。
例えば、もしウサギ耳も好きだしネコ耳も好きなら、彼女はそれぞれ片方ずつ着けることを選ぶ。
常日頃やっていることといえば、新しい飾りを見つけること。
幹部の中で一番あちこちフラフラしている(迷子になりやすい)。
よく好きな要素(アイテム)を探しに勝手に出かけて、行方不明になる。
魔王が彼女を探そうとした時だけ猛ダッシュで戻ってきて、またすぐ飛び出していく。
たまに国王軍に出くわすと、何か新奇な飾りがないか見に行ったりする。