あらすじ
「お前のテイム能力は地味すぎる。手切れ金代わりに、このゴミを持って出ていけ」
冒険者パーティ『銀の牙』で荷物持ち兼・料理係をしていたアレンは、身勝手な理屈で追放されてしまう。
手渡されたのは、石化した魔物の卵――ただのゴミだと思われていた「化石」だった。
しかし、アレンがヤケクソで温めたその卵から生まれたのは、底なしの食欲を持つ奇妙なトカゲ『グル』。
こいつはただの魔物じゃなかった。
敵を捕食し、その能力を取り込んで進化する、伝説の『暴食の幼竜』だったのだ!
しかも、アレンが持つ料理スキルで魔物を美味しく調理してやると、進化の効率が爆発的に跳ね上がることが判明して……?
「ウマイ! ニク、モット!」
「はいはい、次は雷を吐くウナギの蒲焼きだ」
スライムを食って物理無効、巨大カエルを食って脚力強化、雷ウナギを食って雷属性獲得!?
調理された魔物をバクバク食べて、最弱から最強へと進化していく相棒と共に、アレンは未踏のダンジョン深層を駆け上がる!
一方、アレンを追放した元パーティは、彼が支えていた食事と兵站管理の重要さに気づかず、見る見るうちに没落していき――。
これは、不遇な料理人テイマーと、食いしん坊な最強竜が送る、美味しくて痛快な冒険譚。