あらすじ
「無能」と罵られ、故郷の王宮を追放された「味見係」のリオ。
行き場を失った彼を拾ったのは、氷のような美貌を持つ隣国の冷徹皇帝アレスだった。
「聖獣に何か食わせろ」という無理難題に対し、リオが作ったのは素朴な野菜スープ。しかしその料理には、食べた者を癒やす伝説のスキル【神の舌】の力が宿っていた!
聖獣を元気にし、皇帝の凍てついた心をも溶かしていくリオ。
「君は俺の宝だ」
冷酷だと思われていた皇帝からの、不器用で真っ直ぐな溺愛。
これは、捨てられた料理人が温かいご飯で居場所を作り、最高にハッピーになる物語。
【登場人物紹介】
◆リオ
物語の主人公。王宮で「味見係」として働いていたが、魔力がないことを理由に追放された心優しい青年。孤児としての経験から素朴で温かい家庭料理が得意。食材の力を最大限に引き出す伝説のスキル【神の舌】を持つが、本人はその価値に気づいていない。
◆アレス
隣国を治める若き皇帝。氷のように冷たい美貌と絶対的なカリスマ性を持つ。政務に厳しく他人に心を許すことは滅多にないが、リオの作る料理とその人柄に触れ、次第に心を溶かしていく。独占欲が強い一面も。
◆グリフォン
アレスの帝国を守護する伝説の聖獣。何らかの理由で心を閉ざし衰弱していたが、リオの作ったスープをきっかけに元気を取り戻す。リオに非常に懐いており、アレスとリオの仲を見守る存在。