あらすじ
人間の少女フィリエは、エルフの魔法使いエルザに育てられながら森の奥でそれはそれはのびのびと育っていた。そんなある日、少女の前に黒髪のエルフ、シャイロックが現れる。
気まぐれに現れるシャイロックだが、その正体は千年前大陸の半分を焼き尽くした魔王だった。
それを聞いてもフィリエはなぜかシャイロックのことが気になって仕方ない。少女は好奇心旺盛だった。あと野いちごをとられた恨みがあった。
「シャイロック!私に魔法をおしえて!」
少女は毎度のようにおねだりしてみる。
「身の程をわきまえろ」
シャイロックは全く魔法を教えてくれない。しかし、なぜかこの大陸の歴史は教えてくれるのだ。千年前、この大陸には一人の聖女がいたそうだ。
名はオフィーリア。
しかし、シャイロックの語る歴史は少しおかしかった。エルザの持っている大陸史の本には、オフィーリアは聖女ではなく終焉の魔女、魔王の配下の一人として語り継がれているのだから…
そして時は流れ、14歳の誕生日を迎えたフィリエの前に邪竜を従えたシャイロックが現れる。森を焼かれ、エルザと引き離されたフィリエは必死に逃げた。そして迷い込んだのは、大陸西部の緑豊かな王国、ヴェラデール王国の最北端にある小さな町ゼーレ。
それは千年前と同じ、物語の始まりの地
役者は揃い、千年越しの再演が始まる
全ては終焉の魔女のため