あらすじ
ある日、小説投稿サイトに、ひとつの挑戦状が投稿される。
「あなたに、1億ドルを差し上げます。」
書き手は、かつて世界的な財宝探しゲームを制し、
莫大な賞金を手にした人物だった。
しかし彼女は言う。
賞金そのものより、謎を追い、考え、迷い続けた時間こそが、
人生で最も充実した瞬間だったのだと。
そこで彼女は決意する。
今度は自分が、謎を仕掛ける側になる。
舞台は、小説投稿サイト。
毎日投稿される短い物語の中に、ひとつだけ隠された手がかり。
それらをすべて集めることで、
“ある場所”が浮かび上がるという。
参加条件はただ一つ。
物語を読み続けること。
語られるのは、幼少期の記憶、家族との会話、
旅先で出会った小さな謎、
世界各地に残る不思議な場所の回想。
一見すると、ただの雑談や回想のような文章。
だが、注意深く読めば、
数字、言葉の配置、何気ない表現の中に、
奇妙な統一感が潜んでいることに気づき始める。
彼女は、謎解きと同じくらい、ミステリーを愛していた。
だからこそ、この場所を選び、
物語という形で挑戦状を差し出したのだ。
すべての手がかりを集めたとき、
あなたはどこへ辿り着くのか。
そして、その先に待つものは――
賞金か、それとも、別の何かなのか。
これは、
「読むこと」そのものが参加条件となる、
連続投稿型ミステリー。
謎解きのはじまりです。