あらすじ

人類は、長い戦争の果てに歪な均衡を得たはずだった。 だがそれは、錆鉄に塗れた脅威によっていとも容易く崩れ去った。 未知の生命体――“フェロイド”。 鉄を喰らい、群れ、増殖するそれらは、兵器でも国家でもなく、ただ世界そのものを侵食していく存在だった。 核も、航空戦力も、かつて人類を支えた技術は次第に意味を失い、都市は沈黙し、戦線は後退していく。 人類は抵抗していた。 だがそれは勝利のためではなく、滅びを一日でも遅らせるための戦いへと変わっていった。 ヨーロッパの荒廃した平原、崩れゆくアジアの防衛線、海を越えて迫る影。 兵士たちは塹壕で斃れ、人々は家で陰鬱なニュースを見て、指導者達は会議室で頭を抱えていた。 ――この戦争に、終わりはあるのか、と。 これは、滅びゆく世界でなお歩みを止めない者たちの記録である。 そして、すべての戦が終わる場所へ向かう物語である。

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小説を読もう2026/01/01
  • 現在の作品全ての戦の終わる処〜Wo alle Kriege enden〜