あらすじ

アイオリア皇国において、<北壁の守護竜>と呼ばれるノーザリウム。 北方竜将の地位にある今代の当主は、名をユッカ・ノーザリウムといった。この男こそ、<白紙>と呼ばれる竜騎士に毒杯を与えた現竜皇の参謀であり、ひどく冷徹な目でその死を見ていた――はずだった。 <白紙>の竜騎士は回帰する。自分が死ぬちょうど一年前。現竜皇を諫めた人々が次々に投獄されたアレドキュイアの監獄を襲撃する直前の時期に。 正統性のない現竜皇を引きずりおろして目的を果たすには、ユッカ・ノーザリウムを排除する必要がある。この時期はまだ誰も、竜皇の参謀がユッカであることを知らないのだから。 そう意気込みと覚悟を決めて、ノーザリウムの城へと<白紙>は赴く。 けれど竜騎士を目の前にしたユッカは跪き、そして笑った。――「君を私にくれるなら、私は君に喜んで使われよう」と。

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カクヨム
カクヨム2026/01/01
  • 現在の作品白紙竜騎士の回帰譚