あらすじ
60年前、ひとりの転生者が世界を破滅寸前まで追い込んだ。
この世界に大きな傷痕を残した転生者は、人々に憎まれ、恐れられる存在となった。
そんな世界に俺は、転生者として生きている。
小さな店を営み、兄のように慕ってくれる少女と平穏な日々を送っていた。
周囲で、俺が転生者だとばれてはいないようだ。もちろん、この子にも。
だが、俺は知っている。この世界は転生者を憎んでいることを。
だから素性を隠し、生きていくつもりだった。
…あの時、力を見られるまでは。
小さな善意が積み重なり、やがて俺の正体は露見する。
そして最後に待つのは、かつて正解を滅ぼしかけた”前任の転生者”—魔王だった。
世界を救うために。
そして、転生者を救うために。