あらすじ

風が常に吹き続ける国 風嶺国《エル・サレイン》 この国では風を司る神と、その声を神に捧げる巫女、神凪(かんなぎ)の存在が国の安定を支えていた。 神凪リュシアは願いを口にせず声を持たない少女だった。 祈りの場に立ちながらも彼女は神に何かを求めることをしない。 ある日、彼女は“風”そのもののような存在 風神ヴァル・シェアリスと出会う。 自由で、軽やかで それでいてどこか孤独な神。 語られない言葉。 交わされない願い。 それでも確かに重なっていく人と神の時間。 しかし国は神凪に「役目」を求め 神には「神であること」を求め続ける。 沈黙とは、守ることなのか。 対話とは、縛ることなのか。 そして―― 神と人が共に在るために、 本当に必要なものとは何か。 これは、声を失った少女と自由を失った神が出会い 風の行方を選び取る物語。

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小説を読もう2026/01/01
  • 現在の作品風が名を呼ぶ日 ―沈黙の神凪と自由を失った風神―