あらすじ
一年でいちばん夜が長い、冬の時期のこと。 大通りの路地裏に、看板のない不思議なお店がありました。
ショーウィンドウには何も飾られておらず、ただ琥珀色の光が漏れているだけ。 そこへ、たくさんの買い物をした紳士が入ってきます。 彼は宝石や高級品を手にしながらも、満たされない心を抱えていました。
「ここには、きらきらしたものは売っていないのかね?」
店主が差し出したのは、空っぽのガラス瓶。 けれどその中には、彼がずっと忘れかけていた「一番大切な光」が入っていたのです。
寒い冬の夜、冷えた指先と心を温める、優しい奇跡の物語。