あらすじ
「大丈夫――子狐ちゃん、君のことは守るから」
蒼く神秘的に揺らめく火の玉を掲げながら、あやかし祓いの男はそう言った。
――あやかしで妖狐の九条環に向かって。
◆ ◆ ◆
妖力が強い妖狐の家系に産まれながら妖力が弱い環。人間を騙すことで妖力を強くできるのだか、環は人間を騙すことに抵抗があった。
ゆえにずっと妖力は弱いまま。家族には妖狐の落ちこぼれと思われている。
しかし環には人間を騙したくない思いがあって……。
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