あらすじ
主人公――永守真昼(ながもりまひる)は好きな人がいた。
その人は教え子の辻中美夜子(つじなかみやこ)で、彼女が仕掛けてくる誘惑に陥落寸前だった。
「今日も職員会議頑張ったね、センセ。えらいえらーい。よしよーし、えらいよぉ~、うんうん」
な、なんだこれは……とろけていく。俺の疲れた心が癒《いや》しでとろけていくぞ……。
「センセはいっぱい頑張ってて、授業も面白いしぃ、教え方も上手だしぃ、すごぉくカッコいいね」
おいおいおい、全肯定じゃん。しかもこの褒め方は、ママ!? いや、ママ以上だわ、俺、母親にここまで褒められたことないもん……!
「理科準備室の火元責任者だってしてるしぃ、授業の準備とかぁ、テスト作りとかぁ、いっぱいやること多いのに頑張ってえらいねぇ、いつもお疲れ様、センセ」
二人っきりの理科準備室で、こんなに甘やかしてくれる。こんなのもう好きになるしかないだろう。
だが真昼と辻中は教師と生徒。結ばれてはいけない関係だ。
これは――教え子の恋愛トラップを理性で食い止める教師の物語だった。
更新は毎朝の8時ごろです。
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