あらすじ

日雇いの清掃員として呼ばれた青年は、 名も知らぬ女性と共に、海沿いの廃墟を任される。 それは、かつて刑務所だったという建物だった。 作業中に見つけた一冊の手記。 そこに記されていたのは、 判断する権限を持たない「監視者」の記録と、 囚人たちが“溺死”していく不可解な出来事だった。 やがて建物に響き渡る、人ではない声。 床を満たす、海水。 彼は生きて外へ出た。 だが、共にいたはずの彼女は、 同じものを見てはいなかった。 事件性はないとして処理された廃墟の出来事。 残された手がかりは、 その建物に“存在しなかった刑務所”の記録だけだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/01
  • 現在の作品不吉の兆し