あらすじ
かつて王国に仕え、淡々と死刑を執行していた処刑人――オズワルド・ストレイド。
命令通りに剣を振るい、首を落とし続けてきた彼は、ある出来事をきっかけに職を辞し、
名も目的も特に決めないまま、世界を放浪する旅に出た。
魔法が当たり前に存在するこの世界で、
オズワルドは剣術だけでなく、最低限の生活魔法や護符づくりもこなす器用な男。
行く先々でトラブルに巻き込まれたり、
面倒そうにしながらも困っている人を放っておけず手を貸したりと、
本人の無気力さとは裏腹に、なぜか騒動の中心に立つことになる。
「もう誰も裁かない」
そう決めたはずの彼だが、
理不尽な魔法使い、悪徳領主、妙に馴れ馴れしい旅の仲間たちとの出会いを通して、
剣を抜かざるを得ない場面も少なくない。
重い過去を背負いながらも、
深刻になりきれない日常と、少し不思議でどこか温い旅路。
元処刑人オズワルドの放浪は、
今日も特に目的地を決めないまま、ゆるく続いていく。