あらすじ
現代日本。人知れず異形を討つ「退魔」の名家・天城(あまぎ)家は、一夜にして滅んだ。
内部の裏切りと、宿敵である「久遠寺(くおんじ)家」の陰謀によって。
それから十年。
唯一の生き残りである天城駆(あまぎ かける)は、極貧生活を送る高校生となっていた。
彼の手元にあるのは、両親から託された赤錆だらけのボロボロの刀が一振りだけ。
周囲からは「没落貴族」と笑われ、霊力も枯渇したと思われていた駆。
だが、ある夜、妖怪に襲われた危機で刀が覚醒する。
「――喰らえ。そして俺の糧となれ」
錆びついた刀は、倒した妖怪の力を吸収し、美しき名刀へと進化していく。
これは、すべてを奪われた少年が、最強の妖刀と、かつて敵だった妖怪たちを従え、腐敗した退魔界に反逆する物語。