あらすじ
神話の時代が終わり、創造主から独立した人々は、学術と魔術を研鑽させつつ独自の文明を築いていた。
「治癒」を専門とする学術機関『王立アカデミー』に属しつつ、
『ハーキマー教会』にて、机上の理論とは別の方法でそれぞれ迷える子羊を癒す、『チームローレン』のメンバー達。
上流階級でありながら、破産と理不尽な親の教育に負けず、学問と魔術を修め、
構造精神分析 導師教授 として名を馳せる
冷静沈着な、エミール・ローレン。
かつて彼の下で学びながらも、異才を発揮し、導師教授と並ぶ才能を手に入れた事で、意に反し道を違えることになった少女、エメ・デマレ
六年前、弟子を捨てるような形で別れた、治癒師ローレン。
成長した元弟子、エメ・デマレと共に仕事をする事になるも、親し気な元弟子との距離を測りあぐねていた。
ローレンには、自分の様な人間がエメに近づくと、彼女を不幸にしてしまうという強迫観念がある。
それを知らないエメは、ローレンの態度に傷ついてしまい――
各々が抱える想いやトラウマ、信念にコンプレックスを、時に、隣に座るだけで、時に、言葉で分かち合う事で。
自分と誰かを癒して生きる物語。
世界を構成するのはあくまで、白と黒ではなく、グラデーションである。