あらすじ
「この部屋はね、罪悪感と背徳感を堪能する部屋」
散らかった僕のワンルームにやってくる恋人のナオは、ケンタッキーとワインを広げてそう笑う。
彼女はいつも僕を「やさしい」と褒めてくれるけれど、僕は知っている。
僕のやさしさは、下心や保身からくる偽物だってことを。
ある夜、酔って眠ってしまった彼女の口から漏れた、無意識の「寝言」。
その一言が、僕の化けの皮を剥ぎ取った。
狭い部屋で響いた真実と、翌朝の「忘れちゃった」という彼女の言葉。
楽曲『寝言 feat.kojikoji』の世界観に乗せて描く、ヒリヒリとして、少しだけ救いのある恋愛ショートストーリー。