あらすじ
没なので完結しません
「君を救えるなら、世界中に嫌われたってかまわない」
子爵家の三男・リアムは、幼い頃から自分を選んでくれた公爵家の次男・カイルを心から愛していた。しかし、カイルが不治の呪いに倒れたあの日、リアムは彼を救うために悪魔ヴォルガスと禁忌の契約を交わす。
契約の代償は、一年の間、カイルに関わるすべての行動を悪魔に明け渡すこと。
それからの一年、リアムの体は悪魔に乗っ取られ、愛するカイルを罵り、傷つけ、その心を徹底的に破壊し尽くした。意識だけを内側に閉じ込められたリアムは、自分の手で最愛の人を絶望させる地獄を味わう。
一年後、契約が解けたリアムに残されたのは、カイルからの「大嫌いだ」という冷酷な言葉と、家からの追放、そして腹部に刻まれた醜い悪魔の契約印だけだった。
すべてを失い、平民として行き倒れていたリアムを拾ったのは、今や冷徹な伯爵となったカイルだった。
「俺の屋敷で使用人になれ」
復讐心に燃えるカイルと、真実を隠し通し、ただ彼が生きてそばにいるだけで幸せだと微笑むリアム。
二人の止まっていた時間が、再び歪に動き出す――。