あらすじ
この世界では、20歳になった時に自分の人生を『借入』できる。
宇宙飛行士。
魔法使い。
剣士。
はたまた動画配信者。
なんでもいい。
それまでどんな人生を歩んでいようが、『覚悟』さえあれば好きな人生を借入することができる。
ただし、借入した瞬間に『責任』が伴う。
人生の大きさに比例した、ローンという名の負債。
それは、果たして重みだろうか?
現代人は生まれ育ち働く上で、生涯年収という越えられない壁にぶち当たる。その生涯年収を、あらかじめ借入すると考えれば、そう悪くないのかもしれない。
ゴールが決まっている人生、安寧の人生。
そんな先の見通しが立つ世界で、バカなローンを背負ってしまった、バカな中年男たちを描く、これはそんな物語。